
縁があってPATINAで取り扱わせて頂いているのですが、我が家にも彼女の作品がいくつかあります。
日常の生活で、彼女の作品を目にするだけで純粋にとても幸せな気持ちになります。
jane muirの作品はすべて1点1点彼女のハンドクラフトのもと制作されていて同じものが2つとありません。
そのため同じシリーズでもすべて表情が異なったりしているのでヨーロッパではコレクターも多いようです。 janeは日常の生活の中でインスピレーションを得て作品に反映しているといいます。
例えば、このキノコのシーリーズは数年前に1度だけ、日本を訪れた際に、見たキノコだったり、
『litte men』『little lady』やレディーのシリーズは「子供のTV番組や、
ロンドンの通行人の表情からインスピレーションを得て制作しているんだよ」と
janeからの言葉が忘れられません。
彼女の作品はどこか奇妙で愛くるしいく1度見たら忘れられない印象があります。 そんなjaneの作品をジャーナルに編集するにあたって PATINAの内装もお手伝い頂いた
spumoni 有吉さんが設計されたOさん宅で、
jane muirの作品を撮影できたらとして是非撮影できたら素敵だなと思ったのです。
Oさん宅はこだわりやセンスもある素敵なご家族で築30年のマンションをリノベーションされています。 そしてこのリノベーションされた住宅はご主人や奥様の意向も色濃く反映されています。
実は以前PATINAで、janeの作品を購入頂いたこともあることから、
なんとか無理を承知でお願いしたところ快く撮影をさせて頂きました。0さんありがとうございます!
そして、0さんにいくつか質問をしてみました。
- JANE MUIRのオブジェクトを購入したきっかけは?
- 店頭に行って奥さんが一目惚れしたんです。
- どういうところの魅力を感じましたか?
- 可愛くて切ない顔に惹かれました。
雰囲気があって色合いがPOPなところや質感も大きさの割に存在感があるので
単独でもいいですが、
表情が違うのでいくつもそばに置いておきたい魅力がありますよね(笑) - 日常の生活で大事にしていることはなんですか?
- 周りに振り回されないようにしたいです。
- リノベーションするにあたってこだわったところは?
- あまり流行り廃りのあるようなものにはしたくなかったです。
普遍性と機能性と自分の好みを上手く落とし込めたんじゃないかなと思っています。 - 住居を造るにあたって苦労したところは?
- 生まれてからの生活圏は数年を除いてほぼ中央区から福岡の西部で
今もあまり広がっていません。 実家住まい等の数ある選択肢の中から今の場所に中古マンションを購入して
改装する選択を決断するまでがまず苦労しました。その後は方法論がわかりません。
仕事柄、情報を素直に信用しないところがあるので、
信頼できるパートナーを捜すのも随分苦労しました。
そこまで確定した後は自分達の折り合いなのでたいした苦労ではありませんでした。 - またよかった点はどうでしょう?
- いろんなタイミングが偶然に合ったうえ、全て周りの人に助けていただけた事。
改装自体は自分で金出してやってるイベントみたいなもので、
みんなでワイワイやって楽しかったです。
枠が決まっているので、創作作業というより選択作業で曲や服を作ったりというよりは、
選曲したりスタイリングしたりという感覚なので僕に合ってたと思います。
まっさらから作るのだったら大変だったと思いますが。
関わった人達と更に良くお互いを理解できたのも良かったですね。
多くを語る方ではないですが聞き上手です。
相手あってこそだからのお仕事だからだと思うのですが、いつの間にか安心して彼にまかせてしまいます。
作家性は気にしなくても作ったものには、相手のフィルターを通して現れます。
そして、出来上がったから終わりではなく、そこからの生活やお店の発展をすることで形を作る事の役割だと考えている人だと思います。
PATINAもわがままを言わせて心を良くお手伝いをして頂いたからそう思うのです。 こだわりがある生活者とその棲家の形や機能を豊かにする為の方法としてお手伝いする設計者、
そしてその空間を彩り豊かな生活の花となる役割をする作品。
janeの作品を通じて楽しく一緒に撮影させて頂きました。 多くの方にjane muirの魅力が伝わったら素敵なことです。