gras lamp

2010.04.18



工業系のランプに惹かれます。
一見無骨に見えながら機能的に配慮されたあかりは美しいと思います。
現在のテクノロジーとは反するあかりの種類であっても、
約80年程前にデザインされたフォルムは永く愛されるデザインといえるでしょう。

ベルナール アルバン グラスによって創業されたgras社のランプは
バウハウスのランプと並び近代的なデスクランプの先駆けとなったランプです。
このランプは世界的な建築家たちが愛用したことでも有名ですが、その中でもコルビジェのアトリエにはふんだんに使用され、
最近ではケアホルム、プルーヴェ、ジューブといったコレクションでは世界的にも有名なNYの建築家リーミンデルも好んで自宅でも使用しています。
一昨年 la lampe grasという待望の1冊が発売され今までベールに包まれていたgrasの全貌が明らかにされ 
その価値が正当に評価されるようになりました。

造形はもちろんですが、機能的にすぐれた点として、2カ所の関節で大きく角度調整ができ、
クランプのポールジョイントで支柱は360度回転します。
今となっては当たり前の技術も当時は革新的であったに違いありません。

ランプはあかりを灯すだけではモノ足りません。
何故なら昼間はあかりを灯す必要がないのですから。
であれば、あかりをつけなくても造形的に美しいものを選びたいと思うのです。

わたしたちがモノを選ぶ基準とgrasのランプは=なのです。

*状態はいいですが、ヴィンテージコンディションになります
 価格等はmaiiにてお問い合わせ下さい。 sold out

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