猪熊弦一郎のリトグラフ

2010.03.31

関西にいたころ まだ肌寒かった春になりかけた休日に 福岡と東京からの友人たちと一緒に瀬戸大橋を車で渡り、
四国の香川は丸亀にあるMIMOCA(猪熊弦一郎美術館)まで小旅行をした。

目的の猪熊弦一郎美術館は、MOMAや法隆寺宝物館を設計した谷口吉生氏設計によるものということもあり、
どうしたら美術品を引き立たせることができるのかを熟知した建物だった。
運良くそのときは猪熊弦一郎氏の所蔵品が多く観られる年間でも珍しい展示であり
いつか手にいれたいと思っている 画家のおもちゃ箱という1冊の本も目にする事ができた。

猪熊ファンなら誰しもご存知であろうその本は、今から25年前に発売され
猪熊氏のコレクションとエッセイを読む事が出来る素晴らしい内容の本である。
その本には、NY時代に収集されたアーリーアメリカンの人形にメキシコの祭具古びたスプーンや捨てられた絵の具が掲載され、
猪熊氏による審美眼のセンスは素晴らしすぎることを物語っています。
MIMOCAには、1921年美術学校時代~1938年フランス時代~1955年NY時代~1975年ハワイ時代と年代によって
異なる作風を拝見できた貴重な体験であった。

その後は、イサムノグチの庭園美術館と香川ならではのうどんを堪能した。
今年の夏には瀬戸内国際芸術祭が開催されるため、久しぶりに四国の旅を計画しようと思っています。

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