ブロークン・イングリッシュ

2009.07.23


今更ながら「ブロークン・イングリッシュ」を観た。
監督、ゾエ・カサベテスとの事で期待も大きい。
独特の映像の色彩、なんだかアニエス・ヴァルダの「幸せ」を
思い出す。そして何とも言えない けだるさが エリック・ロメール
の「モード家の一夜」が頭をよぎる。そう、なんだか魅力的だったのだ。
30代女性、ニューヨークのホテルで働く仕事中心の日々。
もう誰にも愛されないかもしれない不安 孤独感。
パーカー・ポージーが魅力的だ。彼女はハル・ハートリーの映画に
出ていたはずだ。そしてメルヴィル・プポー、彼はオゾンの「ぼくを葬る」
の印象が強い。30代になってわかる事。恋愛、結婚、子供、20代より
重みがあり、実はそんなに大人でもない世代。
想像よりしっとりとして良い映画だった。
しかし30代女性にとってはリアルな映画だ(現状はまったく違うが)
映画の宣伝に第2のソフィア・コッポラとある。
あやうくガーリー的な映画と勘違いして観るとこだった。あぶない。
しかし現実逃避か「ヴァージン・スーサイズ」的な映画が今は観たい気分だ。
PATINA

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