ジャック・タチ映画祭

2014.04.15

ジャック・タチ
ジャック・タチ映画祭、東京ではじまりましたね。あの映画がまた劇場で観れるなんて!嬉しい人は多いはずです。今回の映画祭では、1982年に75歳で亡くなるまでの間にタチが製作した6本の長編作品と、監督・脚本などを手掛けた短編6本、そして娘のソフィー・タチシェフによる、父ジャックへの愛がたっぷり詰まった短編作品が、デジタルリマスターされた「決定版」として甦るそうですよ。今までもジャック・タチ作品の特集上映は行なわれてきましたが、遺作となったテレビ作品『パラード』(’74)をはじめ、短編の『乱暴者を求む』(’34)、『陽気な日曜日』(’35)、『フォルツァ・バスティア’78 祝祭の島』(’78)と、『家族の味見』(ソフィー・タチシェフ監督作品 ’76)が日本で初めて公開。DVDやビデオ(古い?)でも観れない作品が劇場で観れるなんて感激ですね!10年前くらいでしょうか、福岡でもシネテリエで上映がありました。その当時も劇場で観れるチャンスを見逃すまいと、せっせと通った覚えがあります。20歳くらいの時「ぼくの伯父さん」を最初に観たときは衝撃でした。映像と音楽の素晴らしさはもちろん、ジャック・タチ演じる伯父さん「ユロ氏」の何とも言えない魅力に惹き付けられた人も多いはずです。大爆笑ではないけれど、ふふっと笑ってしまうシーン、観終わったあと、なんともいえない幸福感を感じる素晴らしい映画だとおもいます。他の長編作品、「のんき大将 脱線の巻」「ぼくの伯父さんの休暇」「トラフィック」「プレイタイム」「パラード」も、もちろんおすすめです。福岡は6月?KBCシネマで公開されます。これを機に、もっとたくさんの方にジャック・タチの映画の素晴らしさをしってもらいたい。そして、ミニシアター(単館系)の映画館で上映される映画をもっと観てほしいと心から思います。我が家にあるジャック・タチのビデオも、今はビデオデッキがなくて残念ながら鑑賞できず。そうそう、トリュフォーの「家庭」にもちらりと「ユロ氏」が登場しているので(影武者)そちらもおすすめです!

*4月17日(木)18(金)は設営のためお休みを頂きます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します。

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