かすり

2009.09.16





「かすり」名前を耳にすると伝統工芸?というイメージだった。
しかし数年前に福岡に久留米絣のお店がオープンした。
「かすり」というイメージが変わった。

giの幸田さんとは15年ほど前でしょうかBEAMSでアルバイトをしていたときに
お世話になった方です。今回図々しくも久留米絣を作られている所を見学させて
ほしいとお願いしたところ快くご案内して下さいました。
かすりは「くくる」「そめる」「おる」など30もの工程で織り上げられる。
何十本も束ねた糸を、部分部分を糸でくくる。この「くくる」部分が防染となり
藍色と白のコントラストのきれいなかすり糸となる。染料は乾燥させた葉を発酵させて
「すくも」を作りそれをまた甕の中で発酵させるという手間のかかる行程を経て作られます。
そして糸一本一本を機にかけ、たて糸・よこ糸の柄をずれない微調整して大切に
丁寧に織り上げる。私が見た工程はほんの一部。手織り、機械織り、
両方見学させて頂きましたがとちらも手間がかかっており機械といえども糸を変えたり
ずれないように微調整するのは人の手です。混ぜ物を一切していない綺麗な
「藍」の色はとても美しかった。そして私たちが伺った前週はパリの
某セレクトショップのオーナーも訪れていたそうだ。クオリティの高さがものがったっている。

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