ランプ

2009.08.13


以前百草さんから届いたDMに写ったランプがどこか懐かしく
そして新しい感覚が吹き込まれているようで気になっていた。
出展されていることは全く知らず松本クラフトで、どこかで見たことが
あるランプの方へ足が向いていた。
いくつかのタイプがあるランプとともにchikuniさんとも出会うきっかけに。
無垢材を使ったこのランプは機能的でありながら、そこにあるだけで存在感を放っている。
一見裸電球に見えるがグレア(まぶしさ)は全く感じず、どこか落ち着く光。
そしてコードもアンクルボイズやgrasのランプに使用されていたオリジナルにちかい
用に感じた。
19世紀のイギリス、産業革命の影響で大量生産による安価な粗悪な商品があふれていた。
現在リーマンショックを発端に世界的に影響を及ぼした不景気は、
リーズナブルプライスを唱った企業の成功は目立つが、先行不透明感も伴い現実的に
明るい話はあまりない聞かない。
アーツ&クラフト運動は時代背景は違うけれど歴史に刻まれた大きな動きだ。
バウハウスにも大きな影響を与え、民藝運動を唱えた柳宗悦もモリスの運動に共感した。
不景気な世の中だからこそ、もの作りの良さを見直すいい時期に着ている。
chikuniさんの作品を通して真摯に感じることができる。
こだわりがある中にものが生まれるまでのストーリーがある。
そしてそのものを通しての多くの出会いも生まれる予感がする。
丸台座照明  ¥21,500
webショップを制作中です。商品のお問い合わせは info@patina-fk.comか お電話にて
お問い合わせ下さい。
PATINA

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2009.08.08


1週間程前に久しぶりに高熱をだしたからなのか、ただ単に暑さの
せいなのか体調がすぐれない。一度、大病をした事のある私は
少し神経質になってしまう。そんな中近くの小学校で夏祭りがあるとの事で
行ってきました。浴衣を着た小学生の女の子達が沢山いてなんだか微笑ましい。
もちろん娘は大はしゃぎで(祭りというより長いすべり台に)堪能していた様子。
この頃の記憶なんてきっとないだろうが潜在的な記憶にはなるのだろう。
大人になり、幼い頃の記憶なんてほとんど覚えていないがイヤだった事も
含め、断片的に思い出す事ができる。
イヴ・ロベールの「マルセルの夏」「マルセルのお城」をなんとなく思い出した。
ここまで美しい場所につれて行く事はできないが その時 その場所 その空気 を感じ
娘なりにいい思い出をつくってもらいたい。
祭りの途中に少し雨が降った。
そのおかげで何年かぶりの 虹 を見た。娘の顔を見ると不思議そうな顔をしていた。
そして「あ、風船」と指をさした。
虹に風船が重なって見えた。なんだかいい景色。気持が和んだ。
PATINA

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PATINAブレンド

2009.07.31


毎朝 珈琲を飲む かれこれどのくらいの習慣でしょうか?
珈琲を飲まないと1日が始まらないといってもおかしくないくらい。
理想の朝はピーターシュラムボームの
CHEMEX社のWATER KETTLEでお湯を沸かし
同じく OLD PYREXのCHEMEXのコーヒーメーカーでたてたコーヒーを飲む。
あくまでも理想 バタバタ慌ただしい朝にはほど遠い。
実は、山口の友人であるCAPIME’s Coffeeの亀谷さんへお願いしていた
PATINAブレンドのサンプルが届きました。
現在あまり栽培されない希少のコロンビア(ティピカ種100%)を使用し、
PATINA用に亀谷さんが焙煎してくれています。
PATINAで販売することはもちろんですが、自宅の朝の幸せを運んでくれる
我が家の定番になることでしょう。
何より カピンさんの珈琲を飲む環境作りへの徹底ぶりは良い刺激になります。
完成までもう少しかかりますが、その際はまたあらためてご紹介致します。
PATINA

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ブロークン・イングリッシュ

2009.07.23


今更ながら「ブロークン・イングリッシュ」を観た。
監督、ゾエ・カサベテスとの事で期待も大きい。
独特の映像の色彩、なんだかアニエス・ヴァルダの「幸せ」を
思い出す。そして何とも言えない けだるさが エリック・ロメール
の「モード家の一夜」が頭をよぎる。そう、なんだか魅力的だったのだ。
30代女性、ニューヨークのホテルで働く仕事中心の日々。
もう誰にも愛されないかもしれない不安 孤独感。
パーカー・ポージーが魅力的だ。彼女はハル・ハートリーの映画に
出ていたはずだ。そしてメルヴィル・プポー、彼はオゾンの「ぼくを葬る」
の印象が強い。30代になってわかる事。恋愛、結婚、子供、20代より
重みがあり、実はそんなに大人でもない世代。
想像よりしっとりとして良い映画だった。
しかし30代女性にとってはリアルな映画だ(現状はまったく違うが)
映画の宣伝に第2のソフィア・コッポラとある。
あやうくガーリー的な映画と勘違いして観るとこだった。あぶない。
しかし現実逃避か「ヴァージン・スーサイズ」的な映画が今は観たい気分だ。
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ベイリーズ

2009.07.22


recycled homeというインテリアの洋書があります。
イギリス中西部 イングランドとウェールズの辺境ヘレフォードにある
インテリアショップ&カフェのオーナーであるmark&sally baileyによって
編集されたタイトル通りの素敵な写真集です。
そこには今の時代のヒントになるディスプレイが多く見られます。
そう自分らしさ 日本では右向け右 ブランドに左右される傾向がありますが、
海外に行くと皆 自由。
ただし、ファッションは逆に日本が自由 。
「ビンテージのジーンズにバーキンなんて考えられないわ」
と昔 海外の誰かが言ってました。
リミックス感覚を持つ一部のセンスの良い日本人。
ベイリーズのアイテムもあわせ方次第では、その人の個性が楽しめます。
もともとガーデンの倉庫でスコップやほうきを収納するクリップラック。
我が家ではキッチンクロスなどをざっくり 重宝しています。
ハイエンドもローエンドも関係なく どこにも馴染む良さがベイリーズの
アイテムにはあります。
クリップハンガー ¥2.625
*他にもベリーズ取り揃えています。
webショップを制作中です。商品のお問い合わせは info@patina-fk.comか お電話にて
お問い合わせ下さい。
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STEPHEN GILL

2009.07.15


マグナムフォトを経て写真家として独立。
ただし、いわゆるフォトグラファーとはひと味違う。
自らも写真集のコレクトしていることも影響してのことか
テクニックはあえておさえて内容を充実する方向性に向かって行ったという。
もっとも有名な傑作写真州は hackney wickシリーズの750部で出したburiedである。
ロンドンのはhacneyは偶然にも去年まで在住していた友人から聞いた話では
アーティストが集まるエリアとして有名らしい。
そこの地面に2週間くらい写真を埋めて取り出す。
すると撮った写真が違った表情になる スティーブン ギルとhacneyという場所の
コラボ 普通の写真家の発想ではない。
今では写真集すべてにプレミアがついている程だ。いわゆる現代アートの表現に近い。
本作はまた写真ではなく印画綿のぼろ紙にblackberriesでペインティングした
300枚限定の作品。一枚一枚違う表情の作品にはスティーブン ギルのサインも入る。
ブラックベリーのすっすらしたピンクとパープルの表情はどんな空間にも調和し
自分だけの宝物になるような気さえしています。
hammer&black berry prints
作品 215mm×295mm   sold out
* 詳しくはお問い合わせ下さい。
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